会計・税務– category –
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監査で使う分析的手続は会社の財務分析にも使えます
監査ではクライアントの決算書の数値が正しいかどうかを調査するために様々な方法を使っています。その中の一つが分析的手続ですが、不正発見の手段であると同時に財務分析にも役立ちます。 【監査の限界】 監査の目的は、決算書の数字がどの程度信頼でき... -
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売上債権の管理 当たり前のように存在する売上債権にもリスクとコストが発生しています
会社の売上に伴って記録される売上債権。売掛金や受取手形などが該当しますが、その管理は非常に重要です。回収が滞れば将来の資金繰りにも影響がありますから、経理部門や財務部門でも神経を使うところです。 【上場企業でも手作業で管理するところもあり... -
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公認会計士が不正に遭遇する確率は高くない 経営者不正は内部通報、従業員不正は内部統制での発見が多いです
監査法人に勤務しているころ、大きな粉飾決算に関する仕事に関わることがありました。監査人として直接担当していたクライアントではありませんでしたが、意見表明した後に粉飾が発覚してしまうとどれほど大きな影響があるかを身をもって経験しました。で... -
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内部統制は費用対効果を考えて作ります 複雑すぎない仕組みで正確性と不正防止に役立てましょう
内部統制の重要性が広く叫ばれたのが2006年頃。2000年代前半にエンロン(2001年)やワールドコム(2002年)の巨額粉飾事件が発生。企業の管理体制と監査制度への信頼が大きく揺らいだことから、不正や誤りが起こりにくい仕組みを作るように法律で義務づけられ... -
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現金は減らすor無くすことで管理を簡単にする
会社の決算書にはたくさんの科目が出てきますが、この科目を並べる順番には意味があります。一般には流動性配列が採用されていて流動性の高い項目から順番に記載されているのです。”流動性”と言うと分かりにくいですが、消費や利用によって早く決算書から... -
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決算書に危険を察知したら残高確認をしてみましょう
会社では業務を行う過程で不正や誤りを防ぐために様々な仕組みやルールを作っています。この仕組みやルールが適切に作られていて、正しく運用されていれば、そうそう不正が起こることはありません。ですが、どんなに立派な仕組みでもそれをすり抜けて不正... -
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経費処理する請求書に必要な要件 金額、日付、取引先、請求内容の記述があることを確認しましょう
会社の取引に欠かせない請求書。支払いをお願いするときには自社で発行し、支払いを依頼されるときには請求書を受け取ります。受け取った請求書は、それを根拠にして支払いを行い、会計上・税務上の経費として記録します。ですが、請求書があれば全てを経... -
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経営分析も粉飾のしっぽを掴むのも決算書の前期比較からスタートします
公認会計士として監査の仕事をしていると会社の数字の変化に敏感になります。クライアントが作成した決算書を見て「何かおかしいな」と感じる部分を中心に数字を見ていきますが、そのきっかけとなる違和感に気づけるようになったのは、前期比較によって数... -
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税金の滞納と差押え
知人から不動産について相談を受けました。不動産取得税の滞納による差押を受けたと言うことです。差押えられた物件は自宅ではなくテナントとして貸し出しているビルだったため、入居者との間で今後の対応を話し合うためその席に同席してほしいと言うこと...