ネットバンクの中でも、メリットが大きくユーザーからの評価が高い住信SBIネット銀行。既に口座は開設していたのですが、今後積極的に利用することになりそうなので、銀行が用意しているセキュリティシステム「スマート認証」を導入することにしました。
メリットの多い住信SBIネット銀行
普段のお金の出し入れは、ほとんどをネットバンキングで行っています。
馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、ネットバンクのサービスを知ると、そのメリットの大きさに気づいて「コレを使わないのはもったいない」と思われるかもしれません。
そんなネットバンクの中でも、高く評価されるのが住信SBIネット銀行。
住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行とSBIホールディングス(元はソフトバンクグループですが現在は独立)が出資するネット専業銀行です。
住信SBIネット銀行には、非常に分かりやすいメリットが4つあります。
1.ATMの手数料が無料
まずは、ATMの手数料ですが、無料です
「ネット専業銀行なのにATM?」と疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますが、住信SBIネット銀行はセブン銀行、イオン銀行と提携していて、セブンイレブンとイオンの店舗にあるATMを使えるのです。
しかも、それが曜日や時間を問わず、無料で出し入れできるのですから、手数料を惜しんで、平日の昼休みに数少ない大手銀行のATMに並ぶ煩わしさを考えると、非常に大きなメリットです。
なお、提携銀行は、他にもゆうちょ銀行、ローソンATMなどがありますが、こちらは、月に5回までが無料。6回目からは108円の手数料がかかります。
2.振込手数料が安い
次に振込手数料です。
日常生活の中でも、家賃、習い事の授業料、オークションの決済などで、銀行振込を利用されることがあると思います。
その際の手数料ですが、他行宛てが月3回まで無料。
4回目以降も、1件あたり154円と、非常に安いのです。
大手行の他行宛てATM振込手数料は、3万円未満が270円、3万円以上が432円といった水準であるのと比較すると、その安さがお分かりいただけると思います。
300円、400円、でも取引が重なるときついですし、毎月累積していく負担を考えると、結構なボリュームになりますから、この点でも大きなメリットがあります。
なお、住信SBIネット銀行の口座間の振込は、他行と同様に無料です。
3.金利が高い
普通預金の金利が、他の銀行に比べて大きく異なります。
参考までに、三菱東京UFJ銀行の金利を見ておくと、
0.02%。ほとんどないに等しいですね(泣)。
もちろん、三井住友、みずほ、も同じ金利です。
一方、住信SBIネット銀行は、
0.08%で、メガバンクの4倍になっています。
ただし、通常の普通預金口座だけでは、他行と同じ0.02%。
SBIグループの証券会社「SBI証券」にも口座を作り、それと、住信SBIネット銀行の普通預金口座を連動させることで、普通預金がSBIハイブリッド預金に変わるのですが、
そのSBIハイブリッド預金の金利が、0.08%なのです。
「全く株もやらないのに、証券会社に口座を作るのなんて、面倒だし、気持ち悪いなぁ」
と思われるかもしれませんが、手続はネットからできて簡単ですし(文書でのやりとりも1度必要なのですが、申し込みはネットで可能です)、口座を開いても放っておけばいいだけなので、金利のメリットを考えれば使わない手はありません。
もちろん、口座の維持費用も無料です。
銀行は、証券会社と組んで、金融商品取引の手数料でも儲けようと考えて、証券会社の口座開設にメリットを持たせているわけですが、私たちは、自分たちのスタイルを貫きつつ、そのメリットだけを享受すればいいのです。
4.キャンペーンが多い
キャンペーンが多くあるのも特長です。
住信SBIネット銀行のHPには、キャンペーン専用のページが設けられていて、
(出典:住信SBIネット銀行HP)
その時期に利用できるキャンペーンが掲載されています。
たとえば、この後扱う「スマート認証」というセキュリティシステムがあるのですが、その登録をしただけで、抽選で500円がプレゼントされる、と言った分かりやすい企画がたくさんあるのです。
「普通に使っているだけで得をする」というのが色々あるのがポイントですね。
このように、メリットが多くある住信SBIネット銀行ですが、口座を開設して、取引が始まったら、セキュリティも気になるところ。
次は、住信SBIネット銀行で用意されているセキュリティシステム「スマート認証」の導入について見ていきましょう。
「スマート認証」の導入 トラップに注意です
ネットバンキングを躊躇する理由の一つに、「セキュリティのリスク」を挙げられる方もいらっしゃると思います。
各銀行、様々な対策をしていますが住信SBIネット銀行では、「スマート認証」と言うシステムで、対応しています。
通常、ネットバンキングは、取引の際に、パスワードや個人に配布された乱数表の数字を入力させることで、本人確認を行い、不正な取引を防ぐようにしています。
「スマート認証」では、同じように、パスワードや乱数表の数字の入力を要求するのですが、それと同時に、取引内容をスマートフォンにも通知して、その取引が自分で行った取引であることを確認するという、2段階での本人確認を行うことで、セキュリティの強化を図っているのです。
つまり、
この2段階で本人確認を行うということです。
ですので、この「スマート認証」は、ネットだけで完結するわけではなく、スマートフォンにもアプリをインストールして、登録する必要があります。
導入は難しくはないのですが、ちょっとしたトラップがありますので、その点に注意して進めていく必要があります。
順番に見ていきましょう。
1.住信SBIネット銀行のHPから
「スマート認証」の登録画面に入る
まず、住信SBIネット銀行のHPへアクセスします。
画面上部に「商品サービス一覧」があるので、クリック。
画面をスクロールして、下の方を表示すると「セキュリティ」があるので、その中から「スマート認証」をクリック。
「スマート認証」のページが開くので、下にスクロールすると「スマート認証の登録を開始する」のボタンがあるのでクリック。
ここからは、ご自身のページへのログインが必要なので、ここでログインもしておきます。
2.規定への同意とパスワードの入力
登録画面に入ったら、サービス規定への同意、
口座開設時に決めた「WEB取引パスワード」と個別に配布された「認証番号表」の数字を入力すると、
QRコードが表示されます。
次は、このQRコードをスマートフォンで読み取るのですが、読み取りには、専用のアプリが必要です
スマートフォンにアプリをダウンロードしましょう。
3.アプリのダウンロード
iPhoneをご利用の方ならApp Store、Androidをご利用の方はGoogle Playから「スマート認証」で検索します。
すぐに見つかりますので、そのままダウンロードしましょう。
4.QRコードの読み取り
ダウンロードしたアプリをタップして開いてみましょう。
このような画面になります。
しばらくして、カメラ画面になる方はOK。
ただ、いつまでもこの画面のままの方もいらっしゃると思います。
画面をタップしても何の反応もないので、イライラして断念してしまいそうになりますが、ちょっとしたトラップがあるだけですので、諦めずに続けましょう。
実は、この画面のままの方は、設定を変える必要があるのです。
私はiPhoneユーザーなのでiPhoneで説明しますが、設定から「スマート認証」をタップ。
設定画面に移ると、「カメラ」がOFFになっているはずです。
ここを右にスライドさせてON(緑の状態)にします。
これでトラップクリアです。
その後、「スマート認証」のアプリを開くと、カメラ画面に移るので、QRコードを読み取りましょう。
なお、時間が経ちすぎるとQRコードは使えなくなりますが、「QRコード更新」のボタンをクリックすれば、別のQRコードが出てくるので、それを読み取ればOKです。
完了まであと少しです。
5.ワンタイムパスワードを送信
QRコードを読み取ると、HPの方でワンタイムパスワードが表示されます。
スマートフォンのアプリの画面が、
このようになっているので、パスワードを入力して送信します。
すると、
HPに登録完了の表示、アプリには利用可能になった画面が表示され、登録は完了です。
登録後は、振込などの取引の際に取引内容がアプリに通知されて、アプリ上で認証しなければ、取引が実行されなくなります。
まとめ
住信SBIネット銀行はメリットの多いネット専業銀行です。
専用アプリを使ったセキュリティシステムによって、セキュリティも強化されているので、安心して利用することができます。
<おまけ>
ネットバンクは使い始めるまではハードルが高いのですが、使い始めると、他の銀行を使うのをためらうようになりますね。
ネットバンクの間でもサービスについては微妙に差があるので、ご自身の使い方に合った銀行を選ぶと、より大きなメリットを得られますよ。